聖火リレーが予定通り進んでおり何よりである。
昨日、福島県須賀川市を聖火が走ったが、東京オリンピックマラソン銅メダルの円谷幸吉さんの故郷である。
メキシコオリンピックマラソン銀メダルの君原健二さんが、円谷幸吉さんの写真を持って走ったと知り胸が熱くなった。
 1964年(昭和39年)東京オリンピックで、2番目で円谷選手は国立競技場に帰って来たが、最後イギリスのヒートリー選手に抜かれてしまった。
 実況アナウンサーが「円谷頑張れ、ヒートリーが追っている」と絶叫したのを想い出す。
 そしてメキシコオリンピックで大きな期待を背負った円谷選手は「幸吉は、もうすっかり疲れ切ってしまって走れません」とその重圧で自死してしまった。
メキシコオリンピックでは、君原選手が円谷選手の分も頑張り、堂々の銀メダル獲得だった。
 時にライバルであり、しかしスポーツマンシップによる友情と言うものが、永く長く繋がっていることに感激した次第である。
 振り返って政治の世界は、目の敵(かたき)のように国会で総理や関係閣僚に質(ただ)す野党の議員に「思いやり、慈しみ、礼儀、節度」はどこにあるのか。君原健二さんの「心」をお互い共有したいものである。
 函館で10時半から函館空港と繋がる新しい函館外環状道路(高速道路)の開通式に出席し挨拶する。
 平成6年に候補路線になったが、それから地元の政治情勢の関係で自民党議員が反対し大変だったが、私は閣僚(北海道開発庁長官・官房副長官)をしており、平成10年計画路線指定、平成12年整備区間指定と進めた。私は地元の声を最大限尊重し実現に向け協力した本事業である。
さまざまな出来事が去来した感慨深い今日の走り初(ぞ)めであった。
他にも国会議員は来ていたが、こうした経緯(いきさつ)を知らずに各人が挨拶されていることに「ノー天気、平和だなあ…」と、政治家がいないと感じたものだ。
 函館から札幌に出て、衆議院北海道第2選挙区札幌市北区、東区から日本維新の会公認、新党大地推薦の山崎泉君の政党活動を行う。

足を止めて戴き、手を振って戴きと反応は上々である。


※山崎泉君と政党活動