とんでもないことが起きていたものだ。東京電力柏崎刈羽原子力発電所でなんと昨年3月からテロ対策設備が機能していないと原子力規制委員会が発表している。
 一番警戒しなければいけない事をおろそかにしている東京電力は、会社として、組織としてどうなっているのかと不信感が募る。
 こうした事態が明らかになった以上、刈羽原子力発電所の再稼働は断じて認めてはならない。東電幹部の責任を明らかにすべきである。
 東北新社、NTT(日本電信電話株式会社)から接待を受けていたとして国会で再々答弁させられた谷脇総務審議官が辞職した。一つのケジメと思うが、国民の受け止めはどうだろうか。
 私の処にも「退職金5000万円を渡すのですか」という声も届いている。こうした思いを持っている人は多いのではないか。
 一方で「40年近く公務員として働いてきたその足跡(そくせき)を評価しなくていいのか」という声もある。
それぞれ「一理」ある話だが、読者の皆さんはいかがお考えだろうか。
 昨日厚生労働省、警察庁は昨年の自殺者数を発表している。前年より4.5%増の21081人、なんと女性は15.4%増で935人となっている。世界でたった一つしかないそれぞれの尊(とうと)い命である。
 超党派で「自殺対策を推進する議員の会(自民党尾辻秀久会長)」で毎月会議を開き、社会問題として取り組んでおり、私もメンバーなので命の大切さ、命を守ることをしっかり訴えて参りたい。