今日はひな祭りである。おひな様を飾り子供の成長を願う家庭も多いことだろう。子供は国の宝と昔から言われながら、今尚不幸なことが起きている。
 2018年3月2日東京で起きた船戸結(ゆ)愛(あ)ちゃんが虐待死してから4年になる。
 「もうお願い許して。許して下さい。お願いします」とノートに書いた文書が思い出される。
 福岡でも昨年4月、十分な食事を与えず餓死させたとして母親と知人の女が昨日逮捕されている。どうしてこんなことが出来るのか考えられない。
 報道によるとこの知人の女性による誘導によって今回の事態となり事件になったと出ているが、とんでもないことである。母親としての心構え、責任はどうなっているのか腹立たしい限りである。
 先週27日にも福岡県飯塚市で、父親と見られる男が長男を殺し、鹿児島で更に2人の子供を殺したという悲しいことがあった。
 「虐待死」事件が起きるとメディアも大きく扱うが、その後どうして「虐待」が行われたのか、なぜ「虐待」が起きるのかという国民的議論になっていない。この点、政治の不作為も反省しながら、共に考えて行きたいものだ。
 子供は親を選べない。その子供を何があっても守るという当然の当り前の責務を今こそ国を挙げて取り組むべき時ではないか。