山田真貴子内閣広報官の辞職がテレビ、新聞を飾っている。
 「後手後手の対応」とか「任命責任」とか活字が躍っているが、山田氏本人が2月26日国会の場で反省し、謝罪している。その上で仕事で名誉挽回しようと決意し、やる気を見せた。
しかし、28日日曜日に体調不良で入院し、これでは職務遂行できないと山田氏ご本人が判断し辞職することになった。
 任命責任と言うが、首相秘書官もやり、その経歴から能力はあったことは間違いないだろう。
 仕事が出来なくて今回辞めたのではなく、諸般の事情、とりわけ体調、健康問題となるといたしかたないことである。菅総理の任命責任を問うのはお門違いではないか。
 山田広報官も6日前までは辞めないで職務を全うしようと考えていたが、日曜になっての体調不良、やむを得ない事態となったことにとやかく言うのは避けるべきである。
 「おぼれた犬を叩くような非人間的なことを言う政治家がいるが許されない」と言った声が沢山寄せられた。政治家である前に人としての矜持を忘れてはいけないと私は考える。
 一方で女性登用を進めろと野党は言いながら、一方でいじめとも言うべき発言をする。ブレーキとアクセルを一緒に踏んでいる話はどこかで破綻することだろう。
しっかりチェックして参りたい。