スポーツ新聞1面トップに、全日本柔道連盟事務局内でパワーハラスメントがあったと出ている。1面トップ扱う事なのかと首を傾げるものだ。

 人それぞれ受け止めがある。上司から注意されたり、或いは自分と考えが違う事もある。上下関係、年齢差により言い方は違ってくる。言われた人日常の仕事ぶり、態度に問題はないのか周りがよく見ているのではないか。

 昔は「愛のムチ」と言って、厳しく指導される事を有難く、且つ、励みにして、私は生きてきたものである。

 時代は変わっても、先輩後輩、上下関係など不変の価値を忘れてはいけないし、大事にしなければと思うのだが。

 読者の皆さんは、どう受け止めるだろうか。

 この件に関し、「五輪また逆風」という見出しもついている。オリンピックと何の関係があるのだろうか。何でもかんでも(つ)ぎ接(は)ぎする報道はいただけない報道は真実のみを国民に知らせてくれれば良いのである。

 総務省、農水省の接待についても官僚が要請しての会食なら問題である。いわんや何万円の料理にして下さいと言ったら論外である。

 世の中、「ほどほど」という表現があるが、1回や2回なら常識の範囲となるが、何回ともなると受け止めは違ってくる。この点も整理して報道するべきでないか。

 人に会う時は疑ってかかれという先入観であったら人間社会もたない。先ずは性善説でどうなのかと思いながら見極めていくのが、当たり前ではないだろうか。

 私の師匠であった中川一郎先生は「いいか鈴木他人(ひと)を見る時は、お茶で付き合えば年かかる。酒で付き合えば1週間でわかる」とよく言われた。

 今、あらためて「ほどほど」という言葉の重みを考えるものである。

 朝の便で帯広に飛び、釧路管内釧路市音別町で昭和58年から大変お世話になった方の弔問。釧路市内に入り、あいさつ廻りをする。

 18時から昭和58年からお世話になっている方のお孫さんの結婚披露宴に出席し、挨拶を述べる。親子3代にわたるご厚情に感謝してやまない。

 その後、網走へ弔問のため向かう。今日は約400㎞の移動である。