世界銀行が公表した「経済的な権利を巡る男女格差」報告書による日本は昨年と得点は変わっていないが、順位は190カ国・地域で80位とのことである。
 報告書では日本の男性の育児休業取得率が2019年度7.5%であり、この低さが大きいようだ。
 時代は変わり、それに伴い価値観、生活習慣も変化している。今の時代に合わせなければと思いながら国上げて努力して行かなければならない。
 総務省幹部らが接待を受けた問題で、野党は国会で質問しているが、自分たちで情報を取り、裏付けを取って発言するなら良いが、新聞、週刊誌に出ているようなことばかりで聞いていてヘキヘキする。
 山田真貴子内閣広報官に対し立憲民主党の辻元清美副代表は「『おっさん政治』だ。女性リーダーのモデルとして残念。飲み会に行かないと出世できないみたいなことを言うのは同じ女性としてがっかりだ」(東京新聞朝刊2面)と出ている。
 これを読んだ方から「辻元氏の認識でものを言うのは自由だが、国民の税金を詐欺しておいて『ゴメン』という一言で済ませたあなたに『おっさん政治』だ」と言う資格はあるのかという声が多数寄せられた。
 国民の税金を二千万円近く詐欺した人と、74,203円の接待を受け、処分も受け、委員会で深く頭を下げている人と読者の皆さんはどうお受け止めだろうか。
 16時から東京大地塾。「最近の日露関係について」というテーマで、いつも通り佐藤優さんのお話があり質疑応答。
 佐藤さんは明快に2018年11月のシンガポール合意を踏まえ、国後島、択捉島はクリル諸島に含まれ、北海道の付属諸島である歯舞群島と色丹島は含まれないという合意をし、国境線を画定すれば平和条約が締結できると判りやすい話であった。
 昨日菅総理とお会いした時も当然日露の話をし「シンガポール合意に基づき平和条約交渉を進めたい」という菅総理の強い決意を伺ったばかりであり、佐藤さんの話に頷くものである。
 一日も早い日露両首脳の対面外交が実現できることを強く望む次第である。

※東京大地塾