東京オリンピック・パラリンピック組織委員会新会長に橋本聖子参議院議員が選任されたが、メディアは「密室人事」とか「透明性問われる」との報道がある。
 メディアの人に逆に問いたい。会社の人事を決める時、オープンに第三者がいる平場で決めるだろうか。
 組織委員会の会長人事にしても候補者検討委員会の方々がそれぞれ候補者を出され、オープンで自由闊達に「この人がいい」「この人が絶対だ」との議論になるとどうなるか。よく考えて戴きたい。
 候補者検討委員会のメンバーはそれなりに経験、知見のある方々である。民主主義は信用である。人を信頼せずして民主主義は成り立たない。
 組織委員会の御手洗委員長は質疑の中で「何人の候補者が挙げられたか名前も教えてほしい」という質問に対し、「9人、理事も理事以外もいた。委員8人が5つの観点から実績で選んだ人であり、立候補した人ではない。橋本さんよりマイナス点があったことになると人権問題になる。名前は勘弁してほしい」と答えている。その通りである。
 人格、プライバシー、人権にかかわることを平場でオープンにすれということ事態、常識を逸している。
 メディアの役員人事、ポストについてオープンでやっているかどうか私は注目し、注視して参りたい。
 そして「密室人事ではありませんね」と確認したいものである。