衆議院予算委員会で11時過ぎから30分鈴木貴子代議士が質問に立った。
 昨年1月30日、私が参議院予算委員会で質問に立った時、鈴木貴子代議士が激励に来てくれたので「エール」で衆議院第一委員会室に足を運び、本人にわからぬよう委員会室の奥で質疑を見守った。(家内からはテレビに映っている親バカと事務所に連絡が入ったそうだ)。
 「コロナ過で生活様式が変わり、日々ご苦労されている国民の皆さん」に敬意と労いを冒頭に話された。
 質問の際、多くの人はコロナで亡くなった人へのご冥福、コロナ感染者へのお見舞い、医療従事者に対しての感謝は触れるが、なるほど、国民等しく大変であることを想えば「国民の皆さん」というメッセージは極めて正しい認識であり、大事な視点と教えられた次第だ。
 菅総理、茂木外相に北方領土解決、日露平和条約締結について質(ただ)し、菅総理の「決意」も確認でき、外交責任者である茂木外相の「やる気」も伝わってきたことは何よりであった。
 沢山の人から「北方領土解決、日露平和条約、自殺問題、防災減災、切迫性の高い千島海溝沖地震対策等、時宜を得た質問で良かった」と私のもとにもメール、FAX、TELが届いた。
 政治家には、センス、カンが必要だ。いわゆる「地頭(じあたま)」である。この点、鈴木貴子代議士はこれから「人間力」をしっかり身につけていけば結果は付いてくるものと思うものである。
 政治家の資質については、多くの人がさまざまな機会に絶えずチェックされている。自分の中で「私は出来る」と思っていても他人(ひと)が評価しなくては、結果は付いてこない。
若い政治家は自分の立ち位置を踏まえ、将来を見据えて努力、精進して戴きたいと願ってやまない。