月刊誌「選択」2月号に「裏で続く経産省『新露路線』ロシアに舐められる菅外交」(P30~P31)という記事がある。
 私に対して過大評価(勿論嫌味を込めて)をしているので、国益に関する事なので、ここはしっかり反論しておく。
 文中に次のような表現がある。

「『ガルージン氏の意向を受けて暗躍しているのが、鈴木宗男議員であることは、関係者の間では常識』
 前述の消息筋はそう嘆息する。日露間には、両国の第一線で活躍する専門家が一堂に集まり、日露間の政治・経済問題を話し合う『日露専門家会議』という枠組みがある。いや、『あった』と言った方が正確かもしれない。この会議は、北方領土返還運動に取り組み、『ミスター北方領土』の異名を取った故・末次一郎氏によって設立された『安全保障問題研究会(安保研)』が主宰。旧ソ連時代の1973年から50年近くにわたり開催されてきた伝統ある会議である。今年も1月にオンラインでの開催が予定されていたものの、直前になってロシア側が何の説明もなく、一方的にキャンセルしてきたという。
 ある研究者は『北方領土問題が議論されることを知ったガルージン氏が、鈴木氏に働きかけ、会議を潰したのではないかとささやかれている』と声を潜めて話す。安保研の会長を務める青山学院大学の袴田茂樹名誉教授は鈴木氏の天敵とも言われているが、『学問や言論の自由に対する侵害で、許されるものではない』と研究者は憤る。」

 私はガルージン大使と昵懇(じっこん)だが、大使から「日露専門家会議」の事など言われた事がない。
 「消息筋」「ある研究者」に言いたい。私は逃げも隠れもしないから、きちんと対応するから聞きに来いと言いたい。
 この記事を読んだロシアに精通している識者や関係者から、「鈴木さん、原田親仁元モスクワ大使はルーブル委員会の張本人です。似非(えせ)学者の袴田茂樹、吹浦忠正らがいい加減な話を流しているんでしょう。この連中は国益よりも自分がどう生きていけるかしか考えない頭づくりです。徹底的に勝負しましょう」と激励があった。
 原田、袴田、吹浦という名前を聞いただけでも闘志が燃えたぎる。
 私が権力のど真ん中にいた時、袴田、吹浦両氏は擦り寄って私を利用し、国民の税金を無心に来た。20年前のムネオバッシングの時には、手のひらを返したように私を撃ってきた。今度は私が撃ち返す番かなとも考えている。
 読者の皆さんの賢明なご判断を戴きたい。