大統領選の選挙人による投票結果の集計をしているアメリカ連邦議会にトランプ大統領支持者が乱入し議事堂を占拠し、警官が発砲し、4人が死亡したというニュースに驚く。議会で銃が使われること事態、考えられないことである。
 時には民主主義のモデルといわれるアメリカでの出来事に唖然とするしかない。
 アメリカの分断はここまで来ているのかと考えさせられる思いだ。同時に銃を持てる国の怖さ、危険を改めて考えさせられた。
 上下両院合同会議は、538人の選挙人による投票はバイデン氏306票、トランプ氏232票となり、バイデン氏の勝利が正式に確定した。
 直接選挙と言いながら、各州の選挙人の獲得数によって最終的に勝利が決定する制度に時間がかかり、判りづらさがある。特に接戦となると過去にも時間がかかった例が何回もある。
 20日にバイデン大統領が就任するわけだが、アメリカが一つになるのか分断のまま進むのか注目して行きたい。
 昨日、1都3県に緊急事態宣言が発令されたが、メディアは相も変わらず「遅く失した」とか「追い込まれ緊急事態宣言」とか言っている。
 見えざる敵、新型コロナウイルスとの闘いである。感染症専門家の意見を聴きながらやって行くしかない。
 「1か月後に必ず事態を改善させるために全力を尽くし、ありとあらゆる方策を講じる」と強い決意を述べた菅総理と一致結束してこの難局を乗り切るしかない。
 これ以上の感染者を出さないためには、1人1人の自覚と責任が求められる。
 読者の皆さん、先ずは出来ることをして行こうではないか。
 秋田市で内外情勢調査会(時事通信)の講演を頼まれたが、大雪のため飛行機が欠航となり、7時36分東京駅発の新幹線「こまち」で向かったが、雪のため仙台で打ち切りとなり、1時間後の「こまち」に乗り換える。
 12時半からの講演が1時間遅れてのスタートとなった。自然現象とはいえ、待たせたお客様に心からのお詫びを申し上げ、「日本を取り巻く国際情勢 北方領土問題」について話させて戴く。
 皆さん気持ちよくお付き合い戴き、秋田の人情を感じながら、冬はこうしたことがあるとつくづく思い知った次第である。