官公庁は今日から仕事初め。民間企業も今日からが多いことと思う。
今年も当面は目に見えない新型コロナウイルスとの闘い、向き合いが続くことだろう。
 コロナ対策が「遅い」とか、いや早く「緊急事態宣言」を発すれとか言うのは、無責任な評論家類(たぐい)のいい振りである。
 いろいろ注文を付けている野党はじめテレビのコメンテイターに聞きたい。「それならばあなたはどんな解決策、処方箋を持っているのですか教えて下さい」と。無責任な発言はお互い慎んでいきたいものだ。
 こんな時こそ日本人の良き伝統、文化である助け合い、互譲の精神、相身互いを活かすべきである。そうすれば必ず結果が付いてくると年の初めにつくづく思う次第だ。
 昨日の箱根駅伝9区が過ぎた時点で、3分19秒の差で誰しもが創価大学の優勝と思っていたことだろう。
 ところが最終区なんと後2キロという地点で駒大が大逆転。アンカーの石川拓真選手の「谷間の世代と言われていた中でも3年生が奮起し、自分もと思った。ゴールテープを切った時は『やってやったぜ』と思った」という声が何とも言えぬ響きだった。諦めない攻めの姿勢が功を奏した結果である。勝負の世界は、終わるまで判らないものである。
最後まで大健闘した創価大とのデッドヒートは、箱根駅伝に永く語る継がれることだろう。
 私自身「生きていれば良いことがある」いや「生きていれば逆転もある」と自分に言い聞かせながら、今日(こんにち)ある者として、新年早々からやる気を与えてくれる伝統の箱根駅伝であり、今年の一つのモデルとして活かして参りたい。