最高裁判所は昨日「袴田事件」について、静岡地方裁判所の再審開始決定を覆した東京高等裁判所の決定を取り消し、審理を東京高等裁判所に差し戻した。
 お姉さんの秀子さんが満面の笑みで喜んでおられる姿に、胸打たれる思いだった。
 素人目に見ても、みそ工場のタンクの中から見つかった血痕の付いた衣類は不自然で、その衣類の大きさ、サイズも袴田さんがはけるものではない。強圧的取り調べで自白させたその取り調べそのものが問題である。
 最高検の斉藤刑事部長は「検察官の主張が認められなかったことは誠に遺憾」と述べているが、なんとも心ない発言である。
 最高裁の決定を重く受け止め、もっと人間味の溢れる表現が出来ないものかと頭をかしげた次第だ。
 「司法試験は受かっても、人生試験、人間性では欠格、失格ですね」という声が各方面の識者から多数寄せられた。
 判る人は判っていると思いながらも、旧態依然の上から目線の権力集団の体質は変わっていないと痛感した。
 15時半より菅総理と面会。内政、外交、いろいろ教えて戴く。
コロナを収束、終息し、国民の安心、安全に全力を注ぐ決意を力強く語っていた姿が印象的だった。