今日の朝刊各紙に、吉川貴盛代議士のことが取り上げられている。捜査中のことがなぜ漏れるのか。捜査当局しか知り得ないことが何月何日、金額はいくらと出ている。情報漏洩である。
 検察はリークしないと言っているが、リーク以外のなにものでもない。
 吉川貴盛代議士ご本人がコメントを出しているので全文紹介したい。

本日の朝刊各紙に私の政治資金に関する記事が掲載されました。地元のみなさま、党関係者には ご心配をおかけしておりますことをお詫び申し上げます。
昨日までに報道機関からお問い合わせが事務所にありましたが、2年前心筋梗塞を起こし大学病院で手術し、現在も定期的に通院治療していたところ、先週不整脈となり急遽その病院に入院したことから対応することができませんでした。
しばらく検査の上、治療に専念しなければならない状況となっております。国会審議と党務の運営にご迷惑をおかけしたくない思いから、本日、党国会対策委員長に診断書を提出するとともに、党幹事長宛に選挙対策委員長代行をはじめとするすべての党役職を辞することをお伝えしました。  
本日の件で当局から説明を求められることがあれば、現在入院治療中ではありますが誠実に対応させていただきます。


 誠実な真摯な吉川代議士の対応である。
 19年前「ムネオバッシング」に遭った者としてつくづく感じたのは、捜査当局は自分たちに都合の良いシナリオ、ストーリーを作り、そして外堀を埋めて本丸に入って行くやり方だ。村木事件や鈴木事件の反省はどこにあるのかと言いたい。
取り調べの可視化を進めたが、今だ道半ばである。真の公平、公正の為、私は自分の経験を活かして参りたい。