昨日のムネオ日記で、国会質疑で外交・安保等、国の基本に関する質問がないことを指摘したが、今日の日本経済新聞5面で「衆参予算委 野党質問『学術会議』4割 外交・安保論戦少なく」の見出し記事があり、メディアの中でもしっかりと認識しているところがあると安堵するものである。
 政府答弁の中で、「人事に関することなので、答弁を差し控えさせていただきます」と言うと、野党や一部メディアは「なぜ答えないのか」と激しく反発するが、私からすれば真正面から向き合って答えていると受け止める。「答弁を差し控えさせていただきます」というのは、立派な答弁である。
 今回の日本学術会議の任命についても、さまざまな観点から政府は判断したのだろう。学者というのは、自分の専門性についてプライドとか権威にこだわる人がいる。「自分中心で、以外と世間知らずの人が多いのが学者ではないか」という声もある。
 そうした人に配慮して「答弁を差し控えさせていただきます」というのは、当然だと思うのだが。「答弁していない」という人は、事の何たるかをよく理解していないと、逆に大丈夫かと懸念するものである。
 アメリカ大統領選挙、バイデン候補が勝利宣言した。来年1月まではトランプ大統領である。アメリカの動きに注目したい。
 朝の便で釧路に向かう。飛行機から見るえりも岬、十勝、釧路の景色は晩秋である。冬遠からじと感じながら、自然は正直に季節を知らせてくれる。自然に感謝しながら、自然を敬う次第である。