今週、衆・参予算委員会での代表質問が行われたが、野党は日本学術会議の任命について多くの時間を割き、国家の基本である外交、安全保障、治安、教育、社会保障についてはわずかな質疑であった。
 国会は裁判所でもなければ検察、警察の場ではない。野党の質疑者は居丈高に一方的な頭づくり、考えで新聞やテレビの報道をもとに質問している。さまざまな情報を参考にするのは当然としても、真実、正しい裏付けのある質問をしてほしいものだ。
 自分の考えが絶対だ、的な口調で立憲民主党や共産党の議員は発言しているが、嫌悪感を覚える。
 それは19年前、私が経験しているからである。共産党の佐々木憲昭議員は「ムネオハウス」とロシア人が使っていない表現、作り話をした。
今、立憲民主党にいる辻元清美議員は「疑惑の総合デパート、総合商社」と私に言ってきた。なんとその時、辻元氏は国民の血と汗と涙の結晶である税金を2000万円以上詐欺している最中にである。そして裁判で争うこともなく詐欺を認めている。「国会議員が税金を詐欺する行為は切腹ものだ」と多くの人が言っていたことを想い出す。
 国権の最高機関である国会で、国民から選ばれた国会議員は、将来の日本のあるべき姿、そして世界に責任を持つ日本としての議論をしてほしいものである。
 今だ、成熟した議会ではないと思いながら、少しでも国民に理解、評価される国会にしたいものと一国会議員としての責任を果たして参りたい。
 13時半から母校拓殖大学の創立120周年記念式典が行われ出席する。コロナ過で、規模を縮小しての簡素な式典は残念な限りだった。
拓大は1900年、桂太郎公爵(総理大臣就任3度)が台湾協会学校として設立し、今日(こんにち)に至っている。
 2000年には、天皇皇后両陛下(現在、上皇 上皇后さま)のご臨席を戴いての100周年式典であった。
 私が在学した2年生の時、1967年に中曽根康弘先生が総長になられ、1970年卒業式で、中曽根総長から激励されたことに感激したものである。
 久し振りに拓大に行き55年前を振り返り、「人生開拓」の精神を自分に言い聞かせたものである。

※拓殖大学創立120周年記念式典



※後藤新平 新渡戸稲造記念講堂前で

※創立者 桂太郎公爵像前で