千歳空港から根室中標津空港に向かったが、秋晴れで今迄搭乗した中で一番と言って良いほど揺れもない飛行だった。
 眼下に十勝平野、然別湖(しかりべつこ)、糠平ダム、足寄湖、足寄の街、生まれ故郷大誉地も見え、陸別町も視界に入り、オンネトー、雌阿寒岳(めあかんだけ)、阿寒湖、パンケペンケ湖、屈斜路湖(くっしゃろこ)、摩周湖とすっかり遊覧飛行の感じだった。大自然の恵みに感謝しながらの中標津空港だった。
 予定通り、飛行機による上空からの北方領土慰霊に参加する。10時45分中標津空港から知床半島に向け飛行し、国後島に向かい慰霊し、南下して根室半島を廻り納沙布岬で慰霊した。
 国後島ははっきり見えたが、歯舞群島は雲がかかり、水晶島(すいしょうとう)、秋勇留島(あきゆりとう)、勇留島(ゆりとう)は見えたが、色丹島は雲に隠れて見えなかった。
 1時間のフライトだったが、元島民のお気持ちを察する時、やはり一日も早い日露平和条約締結が急務と思った次第である。
 今年はコロナの影響でビザなし墓参も出来ず、鈴木直道北海道知事の英断を称えたい。
 また、北海道庁、北方領土対策本部長平野正明総務部長の尽力にも感謝申し上げたい。

※北方領土上空慰霊出発式

※北方領土上空慰霊

※元島民等と北海道知事による昼食会