中曽根康弘元内閣総理大臣の内閣・自民党葬が昨日営まれたが、9600万円の支出がどうとか全国の国立大学などに弔意を表す通知などについて、違和感があるとか学問の自由と絡むとかいろんな意見があったが「世界の中の日本から、世界に責任を持つ日本」にした中曽根総理の功績は、極めて大きかったと私は理解する。
 国民等しく弔意を表すに値する政治家であったと考える。確かな実績、足跡にはお互い敬意と尊敬の念を払う事が人の道と思う次第だ。
 産経新聞土曜日23面「産経書房」の「花田紀凱(かずよし)の週刊誌ウォッチング」は必ず目を通す事にしているが、昨日も筆鋒鋭く次のように書かれている。
 
 このタイミングでこの内容、さすが『週刊新潮』(10月22日菊見月増大号)だ。
 「『学術会議』会員もいる!日本の科学技術を盗む『中国千人計画』」
 菅義偉総理による学者6人の任命拒否でにわかに注目された「日本学術会議」。朝日をはじめとする新聞などは「学問の自由」ばかり声高に叫んでいるが、この問題の本質はそんなところにはない。
 何が問題か。
 ひとつは日本学術会議が日本共産党に牛耳られていること。もうひとつは、日本学術会議が2015年に「中国科学技術協会」と覚書を結んでいること。それが中国の「千人計画」につながることに『新潮』はズバリ斬り込んでいる。
 「千人計画」とは中国が高給、好条件で世界中の学者を集め、軍民融合で米中覇権競争を制し、中華民族復興を目指す国家戦略。
 欧米諸国は警戒心をあらわにし、アメリカでは上院の安全保障を担当する委員会が特別調査を開始。今年1月には、ノーベル化学賞にも名前が挙がるナノテクノロジーのトップ、ハーバード大学化学・化学生物学部長、チャールズ・リーバー教授が逮捕された。
 〈「中国政府から150万ドル(約1億6000万円)の研究資金と、毎月5万ドル(約540万円)の給与を得ていながら、米当局への報告義務を怠り虚偽の説明をしていた」(国際ジャーナリストの山田敏弘氏)〉
 なのに日本はあまりにも警戒心が薄い。
 〈今年7月頃から〉の取材で『新潮』は「千人計画」に参加している原子炉工学の権威、吉川榮和京都大学名誉教授ら11人に話を聞いている。そのあまりの無警戒ぶりは同誌を。
 『ニューズウィーク日本版』(10・20)の大特集「科学後退国ニッポン」の併読をおすすめする。
 『週刊文春』(10月22日号)のトップは「二階幹事長親密企業がカジノ隣接地3千坪を買っていた」
 こちらも行き届いた取材の好リポートだ。 


 なるほどと頷くものである。
 今日の釧路は雲一つない秋晴れで、これほどの天気はないだろうというお天気だった。
 釧路遺族会の月例慰霊祭の帰り、米町公園に寄ると遠くに阿寒の山々、近くに釧路港と釧路市内が天気のお陰で一際綺麗に見える。
 石川啄木の「しらじらと氷かがやき千鳥なく釧路の海の冬の月かな」の碑を見ながら、しばし感慨に耽ったものだ。この天気のお陰で、市長選挙の投票率も上がり、えびな市長4選の良い結果が出ると確信したものである。

※釧路市長選挙の投票

※遺族会の月例慰霊祭


※ 釧路市米町公園石川啄木の碑、遠くに雌阿寒岳、雄阿寒岳