日本相撲協会は昨日、臨時理事会を開き、関脇正代を満場一致で大関昇進を協会の使者が伝達した。
 正代関は伝達式で「謹んでお受けします。大関の名に恥じぬよう、至誠一貫の精神で相撲道にまい進してまいります」と口上を述べた。
 この口上が良く注目されるが、最近の中ではなかなか意味深い口上と受け止めたものである。
 ちなみに大関朝乃山は「大関の名に恥じぬよう、相撲を愛し、力士として正義を全うし、一生懸命努力します」
 大関貴景勝は「大関の名に恥じぬよう、武士道精神を重んじ、感謝の気持ちと思いやりを忘れず相撲道に精進してまいります」
 第69代横綱白鵬が大関に昇進した時は「大関の地位を汚さぬように、全身全霊を懸けて努力します」
 第71代横綱鶴竜が大関昇進の時は「謹んでお受けします。これからも稽古の精進し、お役様に喜んでもらえるような相撲が取れるよう努力します」
 第72代横綱稀勢の里が大関昇進の時は「大関の名を汚さぬよう、精進します」であった。
 私なりにそれぞれの個性、思いは出ているが、正代の「至誠一貫」はなかなかの言葉と感心した次第だ。
 読者の皆さんはどんな受け止めをしたであろうか。大関正代の活躍を期待したい。