24日毎日新聞夕刊2面「特集ワイド」のインタビュー記事は、社民党党首福島瑞穂さんだった。
 「『独裁政治』継承の第一歩『従わない官僚左遷』菅首相が発言」という見出しである。
 正確を記すために記事の一部を紹介したい。

「恐怖政治の第一歩ですよ。独裁政治をやると宣言したのですから」。福島さんは早速、菅首相の最近の言葉に激しく反応した。自民党総裁選のさなかの13日、テレビの報道番組で政権の決めた政策の方向性に反対する官僚について、「異動してもらう」と述べた発言のことだ。
 福島さんは省庁間で官僚の意見が異なるのは当然だと主張する。「例えば経済成長重視の経済産業省と、環境政策を担う環境省はおのずと立場が違うこともある。それなのに、官邸の考えに従わない官僚は左遷させるぞと明言したわけで、こんなにあからさまな物言いの首相はいませんでした。これまで政権の黒衣に徹してきた菅さんが、いよいよ本性をむき出しにし始めた」と警戒感をあらわにする。


 日本の政治は独裁だろうか。福島さんはどこかの国と勘違いしているとしか思えない。
 日本の国会では、一部メディアに出たことを引用し、自由に好き勝手に事実でないこと、裏付けのない話を行っている。これほどの自由はあるだろうか。
政権の決めた政策に反対する官僚は異動させることは当然ではないか。「従わない官僚左遷」は当たり前のことである。サボタージュしている官僚では仕事が進まない。
官僚は間違った政策、判断をしてもクビにもならないし、身分は守られる。しかし政治家は、間違った政策を行うと選挙で落選するのである。この差を福島さんはどう考えているのだろうか。
 19年前、国会で全く事実でないことを言われ「ムネオハウス」とか「疑惑の総合デパート、総合商社」とか私は言われメディアバッシングに遭い、こうじて国民はそんな悪い奴は捕まえてしまえという雰囲気になってしまい、国策捜査が行われた。
 私はこうした理不尽なことは二度と再びあってはならない。私だけにしてほしいと常々考えている。
 国民から選ばれた国会議員は、もっと言葉に責任を持つべきである。過激なマスコミ受けを狙ったような言い方は慎むべきではないか。
 反対の為の反対、批判だけの政治家はいらない。お互い見識を持って正しい表現をする政治環境にして行きたいものである。