麻生太郎副総理は昨日で満80歳になった。
20日付産経新聞6面に「菅政権でも存在感」という見出しで「新政権でも『内閣の要、党の要』(菅首相)と期待を寄せられており、副総理と財務相の戦後歴代1位の在任記録をまだまだ更新しそうだ」と締めくくられている。
 実際の年齢より10歳は若く見える麻生氏である。自民党の副総裁や衆院議長を務めた大野伴睦先生がよく使われた「義理と人情とやせ我慢」という言葉を好むそうだが、その心が活(い)かされていると思いながら、今後の活躍に注目したい。
 自民党では二階幹事長も2月になると82歳である。内閣、党の要職に、政治経験豊かな人がいて重しになっていると感じた次第である。
 昨日の東京新聞総合3面「『官邸に従え』では、行政混乱 菅首相『反対の官僚は異動』明言、ふるさと納税の問題指摘した元官僚 平嶋彰英・立教大特任教授に聞く」という記事を読み驚いた。
 間違った頭作りでの官僚の自分の言うことが正しいという思い上がりである。平嶋氏に言いたい。あなたの言うことが正しいという根拠はどこにあるかと。
官僚は政策判断を間違ってもクビにならなければ、降格もない。政治家は政策判断を間違えると落選するのである。
 選挙という民主的手続きで国民から選ばれた国会議員が内閣総理大臣を決めるのである。
 一昨日のムネオ日記でも触れたが、私は官僚を恫喝したことはない。国民の声を代弁しているのに、よく話を聞かない、いい加減な対応をする官僚に正しい指導をしただけである。
 菅総理には自信を持って指導力を発揮し、政策遂行して戴きたい。