昨日16時から安倍総理はプーチンロシア大統領と電話会談している。日露相方関係者の話によると、安倍総理は2018年11月18日のシンガポール首脳会談の合意を話し、プーチン大統領も2人の間の合意も踏まえて平和条約交渉を継続することを確認した。
 安倍総理の日露に賭けた決意と覚悟は揺るぎないものであったことが伝わってくる。
 安倍総理からプーチン大統領との友情をこれからも大切にしたいと述べ、プーチン大統領は退任後も安倍総理の活躍を願う。またお会いすることを楽しみにしていると話し、最後に安倍総理は「ウラジミール、スパシーバ(有難う)」、そしてプーチン大統領も日本語で「シンゾー、アリガトウ」と心のこもったやり取りをしており、2人の信頼関係が表れている。
 菅新政権の外交においても、安倍総理の果たす役割は重いと感じながら、ロシア、アメリカはじめ各国最高首脳が安倍総理の実績、功績を高く評価されていることを国会議員等しく考えるべきである。
 午後から山口宇部空港に向かい、17時半より内外情勢調査会宇部支部で講師を務める。明日も12時から内外情勢政調査会山口支部で講演をする。
当初、「日本を取り巻く国際情勢~北方領土問題を考える」が講演テーマであったが、安倍総理の辞任により私の見た安倍政権について国益に大きく貢献され、新しい歴史を作られたと話させて戴いた。
この時期に安倍総理の地元で講演できる巡り合わせを有難く思った次第だ。
自民党総裁選に岸田、石破両氏が立候補表明した。石破氏が「党員投票が行われず、極めて残念だ」と述べているが、途中で辞任があった時、緊急事態の時は両院議員総会で決めるのが自民党のルールである。
近くは小渕恵三総理が倒れた時、第一次安倍政権、福田康夫氏辞任の時も両院議員総会で決定した。
来年9月は党員参加での総裁選挙が行われる。今回は残りの任期についての総裁選挙である。
決められたルールの下で決まるのが民主主義である。このことを石破氏はどう考えているのだろうか。

内外情勢調査会宇部支部講演