北海道寿都町の片岡町長が、高レベル放射性廃棄物の最終処理場選定の「文献調査」応募検討について、町議会議員、町内経済5団体、代表者と26日意見交換している。
 新聞では高レベル放射性廃棄物を「核のゴミ」と書いている。「核のゴミ」と書かれると、何となく危ないもの、触らない方がという気持ちになる。きちんと「高レベル放射性廃棄物」という名称で統一してほしいものである。
 報道機関はすぐ「反対」か「賛成」という分け方をする。寿都町議会は議員が9人で内3名が賛成、4人反対、残り2人の内1人は議長で、「町民や町議の意見を聴いて判断する」と述べ、もう1人の町議も「文献調査は良いかなと思うが、町長の今後の説明や町民の意見の動向を見ないといけない」と述べている。
 十分な知見もなく、学術的話も聞かないで反対、賛成と仕分けするやり方は公平ではない。
 処分場はどこかに作らないとならない。頭から危険だと不安をあおり、誘導する報道は公正だろうか。
 処分地を決める調査には前にも書いたが、20年かかる。静かな環境でしっかりした議論が出来るようにすべきではないだろうか。
 今日の日本経済新聞特集「人生100年の羅針盤」は、「相続税、遺言書、配偶者の権利、節税対策、贈与」と、大変勉強になった。
そして95歳の物理学者ノーベル物理学賞を受賞した江崎玲於奈さんを取り上げている。
「これまでの人生、シナリオ通り、いや、それ以上に盛り上がっているように思われます」と答えている。
人生計画通り、思った通り行かないものだと私などは思っているが、流石江崎先生は違うと感じ、羨ましい人生である。
教育者として現役とのこと。ご健康にて人生100年に向かって戴きたい。
千歳から中部国際空港に飛び、18時より名古屋で異業種団体の講演。「鈴木宗男の生き様を本音で語る」というタイトルで、私の思いを話させて戴いた。