甲子園で交流試合が熱戦を繰り広げているが、昨日の磐城高校と国士館高校戦で春の選抜大会21世紀枠で選ばれた磐城高校が堂々たるプレーで4対3で国士館に敗れはしたが、攻守とも内容は五分、いやそれ以上だった。

 特に磐城高校野球部はNHKの特集でも取り上げられ、特に木村保監督と選手とのがクローズアップされており、野球の前に、教育者と生徒との人間関係に大きな感銘を受けた。

 その木村監督は4月の人事異動で転校になり、磐城高校を率いての甲子園とはならなかったが、なんと試合前のシートノックに木村監督が出てきた。

 高野連が特例として認めたとのことだが、これもまた心にしみる人間味あふれる判断だと感激した。

 今日の第2試合、帯広農業高校が登場した。帯広農業高校は私の政治の師匠 中川一郎先生の母校である。

 強豪・健大高崎高校から2回に2点を先制し、そして守りもダブルプレーを再三取り、なんと4対1で勝利した。甲子園に流れる帯広農業高校の校歌に、同じ十勝出身者として感激した次第だ。

 21世紀枠での出場だったが、精一杯の全力プレーで甲子園のグランドに立ち、見事に勝利した姿は、全国の公立高校、数少なくなった農業高校球児に大きな励みや勇気を与えることだろう。

 甲子園の高校野球はいつの時も何かを教えてくれる。