新しく検事総長になった林真琴氏が昨日記者会見している。その中で、政治と検察について「厳正公平、不偏不覚であるべきだ」と述べたと報道されている。
 公務員は等しく「厳正公平、不偏不覚」であるのは当然ではないか。検察官とて一般公務員である。責任ある地位に就いた者の決まり文句のような言い振りに、上から目線、権力者としての姿が見えてくる。
 検察官とて神様、仏様ではない。人である。その時その場の考え、思考、判断があったと思われることが今までたたあったと思うのだが。
 あわせて最高権力側の思惑を忖度し、作られた世論を背景に取り組んだのがロッキード事件ではなかったか。
 当たり前のことをさもさものように話すことに、読者の皆さんはいかがお考えだろうか。
 22日から始まるGOTOトラベルで、コロナ感染症が増え、東京が除外されたことについて「場当たり的とか」「GOTOトラベルを行うことが拙速的だ」とか、揚げ句の果てに「違憲?法の下の平等」という記事まである。
 専門家の考え、意見を聞き、司々の責任ある立場にある人達が熟慮に熟慮をして決めたことである。
 連日、300人近い感染者が出ている東京を外すことは当然だと思うのだが。何かしたら批判のための批判をする思考は公平ではないと考える。
 目に見えない敵「新型コロナウイルス」との闘いは、一人一人が自ら律しながら、手洗い、うがい、三密を避けるという基本を守ることが一番である。その意味でも、一時的に東京を外したことは賢明なことと思うのだが。
 読者の皆さんはいかがお考えだろうか。