16時から東京大地塾。通常第四木曜日16時からだが、来週は休日にあたり今月は一週繰り上げての開催である。
 「ロシアの憲法改正と日露関係、敵基地攻撃能力」についていつも通り佐藤優さんからお話を戴き、質疑応答した。
 ロシアの憲法改正で「領土割譲の禁止」が明記されていることで北方領土交渉がどうなるかという心配の声があるが、以前のロシア憲法にも「領土保全の義務」が明記されており、今回の憲法改正もその範疇と考える。
 ラブロフ外相は、7月10日モスクワでの国際フォーラムで「ロシアと日本との関係は、いくつもの合意に基づくものです。ロシア連邦はソ連の継承国家として、ソ連が締結したすべての合意を踏襲することを認めています。この点については、プーチン大統領自身も何度となく確認しています。そして、こうした合意には、1956年の日ソ共同宣言も含まれるのです。ロシアと日本とは、この共同宣言に従って平和条約締結の必要性について話し合う用意があり、実際に協議を行っています」と述べている。モルグロフ外務次官も同じ内容の話をしており、これに尽きるのである。
 外交は相手があり、積み重ねである。お互い「良かった」という価値観でなければならない。この点、国民一人一人よく考えてほしいものである。
 先月に続いて対面式で開いたが、やはり直接顔を合わせながらのやり取りは、緊張感、真剣さが直に伝わってくる。
 東京大地塾も10年以上続いているが「継続は力」であり、この積み重ねが人間関係に繋がって行く。
 今後ともしっかり取り組んで参りたい。

※東京大地塾