昨日、北海道白老町で「ウポポイ」(民族共生象徴空間)の完成記念式典が行われたが、テレビ、新聞は全国ニュースで扱ってくれ、いよいよ今日から一般公開、開業である。全国から「ウポポイ」を目指して、多くの人が訪れて下さる事を期待したい。
 完成記念式典に菅義偉官房長官が出席したが、終了後、千歳空港で講演され、東京では連日200人以上の新型コロナウイルス感染者が出ている事について、「東京問題と言っても過言でない。東京中心の問題になっている」と話され、危機感を明らかにしている。
 小池都知事が具体的にどういう手を打っていくのか緊張感をもって見ていきたい。こうした緊急事態の時こそ、トップリーダーの資質が問われるものである。
 安倍総理は、新型コロナウイルスが発生した時、1月末には強制力をもつ特定指定感染症に指定し、さらに全校休校、緊急事態宣言と矢継ぎ早に手を打ち、これが功を奏してきた。
 地方自治体の長が具体的にどうするか、まさに知恵を出す事になり、大阪、北海道の知事の指導力が高く評価されている。果たして東京はどうするかが、今、問われているのではないか。
 千歳から中標津に飛び、根室市で「栽培漁業研究センター」の完成式に出席。北方四島における共同経済活動のメニューの1つに「海産物の増養殖」があるが、その事業の中核的施設である。コロナの問題で今年のビザなし交流は止まったままだが、1日も早いビザなしを期待したい。
 13時から元島民との懇談会。ロシアで行われた憲法改正の是非を問う国民投票の結果について、日露平和条約との関係、今年のビザなし交流等、話し合った。
 平均年齢85歳を数える元島民の皆様の思いを、最大公約数を正しく受け止めて、しっかり活かして参りたい。
 昨日の「ウポポイ」、今日の「栽培漁業研究センター」では、鈴木貴子代議士と一緒に出席したが、有難いと思いながらも緊張感漂う2日間だった。

※「栽培漁業研究センター」の完成式

※元島民との懇談会