九州で大雨の被害が続き、岐阜、長野両県にも拡がっている。どうにもならない惨状を見る時、被災者の皆様に心からお見舞い申し上げたい。
 自然災害で大変な目にあっている時、8日間も家を留守にして自分の娘を衰弱死させてしまったという報道に、腹立たしい限りである。
 自分のお腹を痛めたかけがえのない存在である子供をよくも8日間も放っておけるものだと。これは人ではないと改めて憤りを感じる。
 どうしてこんなことが出来るのかと一緒にいた男も男である。3歳の子供のことを心配しなかったのか。身勝手な人間と思えない2人に、娘にしたように8日間、食事を与えないぐらいのことをしてやるべきだ。
 3歳の子供が「お母さん、お母さん」と泣いていたことだろうと思うと、何とも言えない思いで一杯だ。悲しい辛い出来事である。
 10時から超党派の「アイヌ政策を推進する議員の会」が開かれ、私は顧問に就任することになった。
 平成17年8月、新党大地を立ち上げ、衆議院議員になった時から「アイヌ民族を日本の先住民族」と政府に認めさせるよう36本の質問主意書を出した。
一人で何が出来るかとよく言われたが、経験と知恵があれば歴史を作れると私は取り組み、平成20年6月、ついに政府は「アイヌ民族を日本における先住民族」と閣議決定で認めた。この15年の流れを振り返りながら、昨年は「アイヌ新法」も成立した。
 12日からウポポイ(民族共生象徴空間)がオープンするが、アイヌ民族の権利確立に向け努力して参りたい。

アイヌ政策を推進する議員の会総会