今朝の全国紙1面トップは中国一色である。
 読売新聞「香港国家安全法施行 中国、統制を大幅強化『一国二制度』骨抜き」
 朝日新聞「香港国家安全法が施行 中国、直接介入可能に 一国二制度 骨抜き」
 日本経済新聞「香港国家安全法が施行 中国、統制強化 一国二制度危機」
 毎日新聞「香港国家安全法施行 一国二制度刑骸化 中国、スピード可決強行」
 産経新聞「香港安全法を施行 中国、一国二制度刑骸化 厳罰化 最高刑は終身刑」と出ている。
 「民主主義への挑戦状」とか「香港は死んだ」「香港の自由瀬戸際」「香港の自問暗転」「香港の自由に影」とか記事が躍っている。こんなやり方が出来るのも共産党国家ゆえの芸当(げいとう)だろう。
 中国がいつ真に開かれた国家になるのか。なかなか難しい流れである。
 個人ならば隣に変わった人、付き合いたくない人がいれば引っ越しも出来る。しかし国と国は引っ越しが出来ない。隣国ゆえに折り合いを付けて付き合うしかない。このことを国民から選ばれた国会議員はよくよく考えて発言、行動して戴きたいものだ。
 自民党の「ミサイル防衛に関する検討チーム」の初会合が昨日開かれているが、報道は「敵基地攻撃の議論開始」と何か威圧的な表現である。
 国家安全保障は国の基本であり、静かに粛々と議論をして行くことが大事で、メディアの一方的な思い込みの表現だと国民がビックリしてしまう。
もう少し穏やかな発信をしてほしいものである。