19日から移動が緩和され、観光地にも人が少しずつ戻ってきている感じである。金、土と札幌にいたが、すすきのも人が出ていた。
経済を考えると人の動きは好ましいが、相手は目に見えない新型コロナウイルスである。気を抜かないで手洗い、うがいを徹底しなければならない。命に係わることなのでここは個々人しっかり身を守って行くことである。
 河井代議士と奥さんが逮捕されて3日経つが、一方的情報提供による報道がなされている。
 2500万、2600万買収に使ったとテレビ、新聞を賑わしているが、河井夫妻は弁護士によると、否定しているにもかかわらずどうして金額が躍るか。検察しか知り得ないことがマスコミに出るということは検察のリークしかない。
メディアは情報取りに検察にあたっても言われたことに対して裏付けは取れない。だからリークをうのみにするしかない。
 人権とか、プライバシーをよく言うメディアである。真に公平、公正とは何か考えて見るべきではないか。
 メディアといえども狙われたら「明日は我が身」と言うことを忘れてはならない。
 今回の事件で初めてのことは「官邸と検察の攻防」という話である。
ロッキード事件でも当時の三木首相が田中角栄先生を排除するためにニセ検事総長を名乗る男の話にのり、それが検察に話が流れ、検察は動きやすくなった。
 金丸信先生の時は、自民党は野党であり、基盤の弱い細川政権で検察は自由に動けた。
 私の時は抵抗勢力の一番手、「古い政治家VS改革小泉首相」の構図で、当時検察は大阪高検で裏金問題があり、三井環検事が身内の不祥事を暴こうとした。検察はその話題を逸らすために私の事件は必要であった。
ここまでは政権と検察は同じ土俵に上がっていた。しかし今回、初めてのケースは「官邸VS検察」という構図である。
 今朝の読売新聞27面トップに「検察の威信『命懸け』」という見出し記事がある。

 「相手は官邸に近いとされる前法相。東京、さいたま、名古屋、大阪、大津、岡山、熊本。全国から検事が広島に派遣され、中核に東京地検特捜部が据えられた。『オール検察』の威信をかけた異例の捜査態勢だった」

中略

 「『この時期なら買収だろう』検察トップの検事総長、稲田伸夫(63)の積極姿勢が捜査を後押しした」とある。

 
この読売新聞の記事からすると、「安倍官邸VS稲田検事総長」という構図が見えてくる。
 今後の展開を注目したい。