通常国会閉会により、安倍総理大臣が昨日記者会見している。
 河井克行代議士、河井案里参議院議員の逮捕について「我が党所属だった現職国会議員が逮捕されたことは大変遺憾だ。かつて法相に任命した者として、その責任を痛感している。国民の皆様に深くお詫び申し上げる」と頭を下げていた。
 さらに党総裁として「自民党において、より一層襟を正し、国民に対する説明責任を果たしていく」と述べられ、極めて潔い姿勢と受け止めた。
 日本は法治国家であり、民主的手続きに基づき事は進められる。その結果を踏まえて良し悪しを議論すべきである。
 会見でポスト安倍について「後継者は育てるものでなくて、育ってくるものだ」と話された。その通りである。互いに切磋琢磨して競ってこそ人は育つものだと考える。
 衆院解散総選挙については「頭の片隅にもない」と前置きし「国民の信を問うべき時が来れば、躊躇なく解散を断行する考えに変わりはない」と明確にされた。
 解散権は総理大臣の大権である。私は、安倍総理が日露平和条約締結に並々ならぬ決意と覚悟を持っており、そして憲法改正、北朝鮮国交正常化を成し遂げたいと考えていると受け止めた。
 これらの問題解決に更なる責任を果たしていくという気持ちを示したものと歓迎したい。