今朝のフジテレビ「日曜報道THE PRIME」に生出演した橋下徹氏が、ズバリ国民の思いを代弁している。
 黒川弘務前東京高検長が、新聞記者との賭け麻雀で辞職したことに触れ、「法務省の訓告処分ということには怒り心頭ですよ。これだけコロナの問題で政府は国民に自粛をお願いして、十分な補償もないままに国民がそれに従順に従って今、コロナが落ちついてきているわけです。ところが今回、法務省で黒川検事長、訓告処分でしょ。頭に来てね」と述べている。
 さらに「だけど、これは本音の部分であって建前は賭博罪です。建前を国民に強いていくのが政府であり検察のような捜査機関なんです。建前を強いることで国の秩序を維持する」「今回、このことで検察の中立性をこのまま維持するなんてあってはならないと思う。こういうときこそ、政治が介入して、それこそ指揮権発動ですよ。法務大臣が検察庁法の14条に基づいて黒川さん捜査しろ、起訴しろ、断固として言うべきです。そして裁判で明らかにする」「内部調査でこの3年間、月1、2回賭けマージャンやっていたけど日時が特定できない? それを特定するのが強制権ある捜査機関じゃないですか。こんなことぐらい裏付けできない捜査機関を国民が信用できますか」
と述べている。
 橋下徹氏の声は国民の思いではないか。橋下徹氏は弁護士であり、法律の専門家である。検察はこの橋下徹氏の訴えに何と言うのであろうか。是非とも説明責任を果たしてほしい、いや、すべきだ。
 26日、参議院法務委員会が開かれるので、私も質問に立ち、橋下氏の思いを質(ただ)して参りたい。
 読者の皆さんはいかがお考えだろうか。

※検察庁法第14条
 法務大臣は、第4条及び第6条に規定する検察官の事務に関し、検察官を一般に指揮監督することができる。