検察官の定年を延長する検察庁法改正について、衆議院では野党がなりふり構わず抵抗をしているが、民主主義は「議論に議論を重ね、そこで得た結論はお互い責任を持つ」これが約束である。
 自分たちの主張が通らないからと言って、なりふり構わない抵抗は、所詮、無駄な抵抗である。
 今朝の読売新聞4面に「立民の安住淳国会対策委員長は16日、同党のインターネット番組で『あらん限りの力を尽くして法案の成立を阻止したい。想像もつかないことをする』と述べた」と出ている。
 何を考えているのか。議会人として失格ではないか。野党は与党、政府と議論をして、それを国民は次の選挙の判断にする。「想像もつかないことをする」という実力行使では国民の理解は得れない。万年野党たる所以である。
 「この程度のレベルだから、与(くみ)しやすいのではないか。世論調査でも立憲民主党の支持は上がらないのは、その点に尽きる」という声が、たくさん寄せられている。国民がよく判っていると納得するものである。
 今週、衆議院でケリがつくだろうが粛々と民主主義の手続きに基づき採決される事だろう。いや、願ってやまない。
 緊急事態宣言が発せられてから、北海道は勿論、全国廻る事もできず東京にいるが、土曜、日曜、祝日、一日も休まず議員会館に出て仕事をしている。
 資料整理をしたり、国会質問の準備をしていると時間があるようでないものだ。
 「今日という日は再び来ない」という言葉が脳裏を過りながら、日々、大切にしていかなければと自分自身に言い聞かせるものである。