産経新聞1面「世界裏舞台」、佐藤優さんが月1回書いているが、今日の「安倍首相の下で団結せよ」の見出し記事に頷くものである。
 全文、読者の皆さんにご紹介したいが、スペースの関係で最後の部分を引用したい。

 日本では国も都道府県も、法律や条例によって行動を規制することに対しては慎重だ。憲法第22条で「何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する」と定められているからだ。何人ということは、日本国民だけでなく、外国人、無国籍者も含まれるという意味だ。移動(移転)の自由はあらゆる人が本来的に持つ基本的人権の1つだ。
 公共の福祉という観点から、法律によって、新型コロナウイルス対策として人の移動を規制することも理論的には可能なはずだ。しかし、政府はそれをしない。法律が存在しなくても、国や都道府県が自粛を呼びかければ、法律や条例に相当する効果がわが国にはあるからだ。
 行政府が国民の同調圧力を利用するのだ。これは基本的に翼賛と同じ発想だ。翼賛の本来の意味は<力を添えて助けること。天子の政治を補佐すること>(『デジタル大辞泉』小学館)だ。
翼賛は強制されない。人々が自発的に天子を支持し、行動することが期待される。今は非常時だ。通常とは異なるルールでわれわれは生活しなくてはならない。日本に場合、それが翼賛という形で表れる。これがわれわれの政治文化なのである。
翼賛を民主主義と対立するという紋切り型の発想から抜け出さなくてはならないと思う。こいうときに重要なのは民主主義の原点に立ち返ることだ。わが国では民主的選挙によって国会議員が選ばれる。そして、国会議員が民主的手続きによって首相を選出する。
従って安倍晋三首相は、民主的手続きによって選ばれた国民の代表なのである。危機を脱するために国民が一丸となって安倍首相を支持すべきだ。特に野党の国会議員は、政争を一時凍結してほしい。感染症対策では、建設的な批判によって政府を支援すべきだ。日本の国民と国家の危機が迫っている現実を真摯に受け止めなくてはならない。


 佐藤さんの指摘に全く同感である。国民一致結束して安倍総理の判断に協力して行くことが、この難局を乗り越えられるのである。
 読者の皆さん、一緒になって一人一人の役割を果たして行こうではないか。
 今日から東京都目黒区長選挙が告示された。新型コロナウイルス対策が優先されるべきなのに、現職区長がこの日程を決めたことに、身勝手、自分本位と憤りを感じるものである。
 日本維新の会はお医者さんの経験、知見を持つ「たぶち正文(まさふみ)」氏を公認した。
 8時からポスター張り、街頭演説等を行った。
 目黒区の前回の区長選挙投票率は約27%である。区民に飽きられている数字だ。
 時あたかも、新型コロナウイルスである。医師である「たぶち正文」氏に区長になってもらい、流れを変えて戴きたいものである。

※目黒区長選挙、たぶち正文候補のポスター張り

※たぶち正文候補の街頭演説