河井克行衆議院議員、河井案里参議院議員の秘書、事務所関係者が、昨日広島地検に逮捕された。
 参議院予算委員会で河井氏に関して日本共産党の小池晃氏は、なんと「議員辞職」を求めた。
 安倍総理は、「政治家一人一人が判断すべきだ」と極めて当然の答弁をなされていた。
 小池氏にお尋ねしたい。「普段、人権とかプライバシーを声高にアピールする共産党が、政治家には人権もプライバシーもないのか」と。国会議員が国会議員の身分について勝手に軽々しく言うこと自体、何様かと言いたい。
 18年前、共産党は私に対して何と言ってきたか。佐々木憲昭氏は、国後島にある「日ロ友好の家」を「ムネオハウス」と呼び、無駄なものを国民の税金で作ったと質問された。
 「ムネオハウス」は、今でもビザなし交流、元島民の墓参等で有効に使われている。しかし、当時、共産党は執拗に北方領土人道支援について、事実でないことで税金の無駄遣いといって私を責め立てた。国民からすれば、「そんな悪い奴は捕まえてしまえ」という世論になっていった。
 北方領土人道支援で私は逮捕もされていなければ、事件にもなっていない。
 私は18年前の経験があるから、国会での質疑は裏付けのある事実に基づいた質問、質疑をしてほしいと願ってきた。
 第2の、いや、第3の鈴木事件を作らせないためにも、国会議員の賢明な判断を期待したが、野党の人には通用しないようだ。
 私は信念をもって闘い続け、国会に帰ってきた。まだ時間があるので、これから18年前の出来事を国会の場で検証していきたいと心している。
 総理大臣に無礼な物言いをしたり、国会議員の人権を無視するような態度を私は良しとしない。
 河井克行代議士、河井案里参議院議員にしても事件の関係者になってしまった以上、説明責任を果たせという方が無理である。裁判でけりをつけるしかないのである。
 逮捕された秘書、事務所関係者が検察の誘導、シナリオにのらない事を願ってやまない。すでに報道から見てのせられていると思うが、これからが正念場である。
 袴田巖死刑囚救援議員連盟の役員会があり、議連立ち上げをした者として出席し、袴田巖さんの無実を訴える活動をしっかりやっていく事を協議した。
 世の中、理不尽な事が多すぎるとつくづく思う次第である。