参議院予算委員会でのやりとりを聞きながら、コロナウイルス感染を防ぐには「どうしたらよいのか」「こうしたらよいのでは」という前向きの議論がない。
 昨日の立憲民主党の蓮舫氏は「保育所は感染リスクが学校より低いのか」と聞いていたが、どちらが高い低いというのは、的外れではないか。同じく立憲民主党の福山哲郎氏も小中高、特別支援学校の休校について「政府の専門家会議のメンバーは科学的根拠も明確でないとコメントしている」と述べているが、そもそも専門家会議で意見集約があったのか、個人の発言をもって全体を代表する話ではない。
 専門家の考えとして「これから1、2週間が急速な感染拡大に進むか収束できるのかの瀬戸際」との見解が出されたので、安倍総理は思い切った判断をしたのではないか。
 その判断を是として、与野党なく感染拡大阻止に取り組んでいくのが、今、求められている、いや、やるべき事だと考えるが読者の皆さんはいかがお考えだろうか。
 「重箱の隅を突っつくような揚げ足取り的は話には飽き飽きです」といった声が私のもとに寄せられている。勿論、私も同じ認識ではあるが。
 今は、コロナウイルス感染を防ぐ事にそれぞれの立場で一致協力してしていくしかない。
 「入外出時、しっかり手を洗いましょう」「うがいをしましょう」と、先ずは誰でもできる事をすすめて参りたい。

※3月4日(水)7時17分より、ラジオ日本「岩瀬恵子のスマートNEWS」に出演します。
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