週末、北海道にいたので東京に戻り全国紙をチェックしていると、7日の「北方領土返還要求全国大会」について8日付各紙は次のような見出しだ。
 日本経済新聞は4面で「『日露交渉、着実に前進』北方領土の日 首相平和条約の意欲『不法占拠』今年も使わず」
読売新聞は4面で「北方領土問題解決 首相が強い意欲」
 産経新聞は1面で「『北方領土前進させる』 首相『不法占拠』使わず 5月訪露で膠着打開図る」
 朝日新聞は4面で「領土交渉の順番触れず」
 毎日新聞は5面で「北方領土の返還『進展見られず』大会アピール」
 東京新聞は3面で「首相 今年もロシアに配慮 北方領土の日 四島帰属触れず 『不法占拠』記述なし」
と出ている。
 どこかの党の国対委員長みたく各紙の記事に採点するつもりは毛頭ないが、各紙の政権、領土問題に対する立ち位置が見えてくる。
 国民から選ばれた政治家は、一寸考えて比較、検討するだけでも頭づくりに繋がって行くのではないか。
 外交は積み重ねであり、信頼関係である。対露外交について私は、安倍総理のやり方しかないと1000%、2000%の信頼を持って応援して参りたい。
 正午からメディア関係者が多数出席する「時局心話会」で講演したが、ここでも一昨年11月14日、シンガポールで安倍総理がカードを切った「1956年日ソ共同宣言を基礎にして、平和条約締結に向け交渉を加速する」ことで合意した現実的解決しかないことを強調した次第だ。
 昨日、プロ野球に一時代を築いた野村克也さんのご逝去について触れたが、昨夜、今朝のテレビで、さらに今朝の朝刊全国紙でも野村克也さんの死去を悼んでいる。
 3歳でお父さんを亡くし、お母さんとお兄さんの家族に育ち、小学生の頃から新聞配達をし、お母さんを助け、野球と出会い、テスト生として入団し、なんとプロ野球史に永遠に輝く足跡を残した。まさに教科書にも載っていい人生航路である。
 改めて野村克也さんのご冥福をお祈りしたい。