今日は北方領土の日である。1855年2月7日、下田で調印した「日魯通好条約」で、択捉(えとろふ)島と得撫(うるっぷ)島の間を国境と定めた事に起因している。
 これをもって1981年(昭和56年)1月、2月7日を「北方領土の日」と制定した。日ソ間で北方領土交渉が全く動いていなかった時代で、東西冷戦の最中であった。
 式典で安倍総理は、「日ロ間に平和条約がないという事は異常なことだ。元島民の高齢化が進む中、一昨年のシンガポール合意に基づき、未来志向で双方受け入れ可能な交渉をし、私の手で終止符を打つ」と力強く述べられた。この安倍総理の決意と覚悟に任せるしかない。
 昨夜22時からのBS日テレ「深層ニュース」に出演し、私は「一昨年11月14日シンガポールでの日ロ首脳会談で合意した1956年の日ソ共同宣言を基礎に、平和条約交渉を加速する」しか現実的解決策はないと強調したが、安倍総理とプーチン大統領の時でしか北方領土問題解決と日ロ平和条約締結はないのである。
 それには5月9日モスクワでの戦勝記念式典に出席し、日ロ首脳会談を行う事が重要である。
 私は全幅の信頼をもって安倍総理の対ロ外交を支持、応援して参りたい。国益の観点からもこれしかないのである。
 北方領土大会のあと、羽田から千歳経由で中標津に飛び、根室に向かう。18時から根室市鈴木宗男・鈴木貴子後援会新年交礼会。大勢の人が参加して下さり、盛大に行う事が出来た。
 北方領土返還運動原点の地・根室であり、5月9日モスクワで戦勝記念日に安倍総理が出席し、歴史の1ページをつくってくれると私の思いを述べさせて戴く。
 根室に来て、あらためて今年が勝負の年と「気」を入れた次第だ。

※令和2年北方領土返還要求全国大会


※根室後援会新年交礼会