イギリスがEU(欧州連合)から離脱した。年内は移行期間で今のままだが、この期間中に英国とEUは自由貿易協定(FTA)や漁業権など、さまざまな通商交渉をしなくてはならない。
 年内に妥結できるか大変な作業が待っている。
かつて7つの海を支配した英国である。今一度、世界に打って出る機会になるのか。
 ジョンソン首相は「偉大な国民的ドラマの幕が上がる」と鼓舞するが、どうなるのか見て行きたい。
 アメリカではトランプ大統領の「ウクライナ疑惑」を巡る弾劾裁判の証人召喚の採決で上院は否決した。これでトランプ大統領はセーフとなった。秋の大統領選挙に向けて加速していくことだろう。
世界が新型肺炎、英国のEU離脱、米大統領弾劾と目まぐるしく動いている中で、日本の国会では「桜を見る会」や「IR」で、外交・防衛・憲法、国家の基本に係る議論がない。国民から選ばれた国会議員がこれでいいのかという心配が先に立つ。野党議員は意識改革してほしいものである。
 13時より大阪で以前から約束していた大阪維新の会政調会で「北方領土、日露外交政策」について講演し質疑応答する。
 30日予算委員会で質(ただ)した正確な北方領土問題、日露関係の歴史を説明する。皆さん新しい認識を持たれたことと思う。
しっかりと鈴木宗男の責任を果たして参りたい。