臨時国会が閉幕し、安倍総理は記者会見している。
 桜を見る会について、「公費を使う以上、運用を大いに反省し、来年度の開催を中止し、私自身の責任において招待基準の明確化を検討する。予算や招待人数も含め、全般的な見直しを幅広く意見を聞きながら行う」と述べている。これ以上の説明はないと感じた次第だ。
 「憲法改正」については、「容易(たやす)い道ではないが、私の手で成し遂げていきたいと考えている」と決意と覚悟のほどを示している。この心意気が極めて大事である。
 「衆院解散」について「国民の負託に応えていく上で、信を問うべき時が来たと考えれば解散総選挙を断行する事に躊躇(ちゅうちょ)はない」と明言した。
 来年、通常国会が始まれば、いつ解散があっても不思議でない。安倍総理の分かりやすい国民に語りかけた記者会見である。
 野党は40日間の会期延長を提案し、あっさりと否決され、内閣不信任案を出すことも出来ず、尻つぼみに終わった。
 国会の最終幕に、国民の皆さんは冷静に責任ある政治とは何かをよく分かった事だろう。
 WADA(世界反ドーピング機関)は、ロシアを2020年から4年間、東京オリンピック・パラリンピックを含む主要大会から除外すると発表した。来年の東京オリンピック・パラリンピックにロシアは参加出来ず、個人での出場は認めるというものである。
禁止薬物を使用した選手関係者は、厳しく罰せられて当然だ。しかし、何の罪もないアスリートが同列で一括りにされるのは、公平ではない。
 今後、ロシアがどう出てくるのか注目しながら、来年の東京オリンピック・パラリンピックにロシアの国旗がはためく事を願ってやまない。
 朝の便で帯広に向かい、昭和58年から大変お世話になった故・髙堂忠美さんのお別れ会に参列。厳しい帯広の政治風土の中で、今は亡き足寄の斉藤昇さんとコンビを組み、後援会強化をしてくれた事に、心から感謝し手を合わせた。
 夕方、東京に戻り、各種会合に出席する。