日米貿易協定が今日の参議院外交防衛委員会で可決され、明日の本会議で成立することになった。
 私はアメリカを相手に昨年、日米首脳会談で合意された範囲内でバランスの取れた内容と評価するものだが、何を根拠にしているかわからないが、身勝手な頭づくり、判断で何もかも反対という姿勢にどうなっているのかと自問自答した。
 JA農協中央会も日本自動車工業会も納得している合意内容であり、さまざまな指摘、懸念はあって当然だが、民主主義は最大公約数を得ることが大事である。いかに自分の考えが正しいと言っても一人ではどうにもならない。
 過去にも日米通商交渉は種々あったが、その結果日本は、国力は増しても下がったことはなかった。外交力の勝利である。
 野党の皆さんの相も変わらぬ頭づくりにこれまでの歴史を正しく振り返ってほしいと思った次第だ。
 茂木大臣はじめ、関係者は自信を持って国益をかけた交渉を今後も進めて戴きたい。
 民主主義は「議論に議論を重ねて、そこで得た結論はお互い責任を持つ」これが基本である。
「頭から反対、我が党の主張はこれだと言って一歩も譲らない。しかも事実、現実とかけ離れた発想、評価、これでは政権は取れないし、国民の為にならない」という指摘にただただ頷いたものである。

※参議院外交防衛委員会で質問