こんなにも違うものかとつくづく感じた昨日の日韓外相会談である。
 河野外相の時、康京和外相と握手した際、憮然(ぶぜん)とした愛想のない表情だったが、GSOMIA(軍事情報包括保護協定)が継続されるや、茂木外相も康京和外相も微笑んだ様子で、日韓関係改善に向けて新しいスタートが出来た感じがした。
 「目は口ほどに物を言う」と言われるが、茂木、康両氏の目は新しい未来に向かっていたように思われた。安倍総理のぶれない、腹の据わった外交の賜物である。
 ローマ教皇が昨夜、38年ぶりに来日された。今日は長崎、広島を廻り、核のない世界を訴えられた。
 昨年の正月、ローマ教皇は長崎で原爆投下後撮影された「焼き場に立つ少年」の写真をカードにし、「戦争がもたらすもの」とメッセージを添え、教会関係者に配布された。
 亡くなった弟を背負った少年が火葬場で順番を待っているとこだとカードの裏面で説明されていた。
 日本でも昨年1月4日に共同通信が配信し、私も写真を見ながら、死んだ弟を背負いながら直立不動で裸足で立っている小学生らしい少年に何とも言えぬ思いをし、涙が出たものである。その記事を手帳に入れて、私は持ち歩いている。
 世界を代表するフランシスコ教皇の平和に対する強い意志を世界の指導者はしっかり受け止めてほしいものである。
 14時から釧路市阿寒湖畔「あかん遊久の里鶴雅」(大西雅之社長)で、先週の十勝に続いて、根室管内女性部の集いを行う。
 参議院選挙でのお礼を申し上げ、鈴木貴子代議士に10月25日第2子女の子が誕生した事を報告した。
北方領土と隣接する根室管内なので、日露関係について現状を説明し、「北方領土問題、日露平和条約締結は、安倍総理とプーチン大統領でしか解決できない。私はこの二人を1000%信頼し交渉を後押ししたい」と述べた。
 これまでの経緯(いきさつ)、事情を出席者の皆さんはよく知っておられ、「鈴木さん頑張って」と逆に励まされ、勇気を戴いた次第である。


※焼き場に立つ少年

※根室管内女性の集い