正午より皇居での饗宴の儀に参列。天皇・皇后両陛下のお姿を拝しながら、新しい歴史のご慶事に感激する。
 平成の即位礼正殿の儀は、平成2年11月12日で、翌13日が饗宴の儀であった。
30年前に思いを馳せながら、改めて二代の「御代(みよ)」に立ちあえることを有難く、かつ嬉しく思った。
 各党、各会派の出席議員も高御座(たかみくら)を見学しながら、その後饗宴の儀が行われる豊明(ほうめい)殿(でん)に場所を移り、着席の中、和(なご)やかに懇談されていたが、その様子を見ながら、国会運営も広い心で、国家・国民のことを考えて円滑に進めてほしいものだと思った次第だ。
 議論に議論を重ね、そこで得た結論はお互いが責任を持つことが民主主義の約束である。
天皇陛下のお言葉は「即位礼正殿の儀を終え、ここに皆さんと饗宴を共にすることを誠に喜ばしく思います。この機会に国民の幸せと国の一層の発展を祈ります」とお述べになられた。
この言葉の重みをしっかり受け止めなくてはならないとしみじみ思ったものである。