安倍総理は自民党役員、閣僚を正式に決定した。
 安倍総理は「安定と挑戦の強力な布陣」を目指すと先週から言っていたが、その通りの人事と受け止める。
 初入閣が13人いるが、それぞれ副大臣、もしくは関係する副大臣を務めた経歴があり、キャリア的に何も問題はない。
 小泉進次郎代議士を環境相にし、清新(せいしん)さもアピールしている。考えた人事であり、経験からくる絶妙なバランス感覚ではないか。
 茂木敏充大臣を外務大臣にしたが、もともと仕事のできる茂木氏であり、日露平和条約締結に向け、安倍総理の意向を正しく受け止め、歴史を作られることだろう。
 「仕事師内閣」と私は受け止め、来るべき臨時国会を期待したい。
 日産自動車の西川廣人社長が辞任させられた。ゴーン前会長のお金の使い方を問題視しながら、同じようなことを西川社長がしていたとは何たることか。日産全体が冒(おか)されている。どういうことなのかと西川社長自身が国民に説明すべきである。
 ゴーン氏を葬(ほうむ)った時、西川氏は何を言ったか。きちんと思い出し、説明責任を果たしてほしいものだ。