G20が行われた大阪で、26回目となる日露首脳会談が行われた。メディアは一応に「北方領土問題進展なし」という論調だが、私は確実に前進していると受け止めている。
 プレス発表文をよく読んでもらいたい。

安倍晋三首相とプーチン大統領が29日の会談後に出したプレス(報道向け)発表は次の通り。
安倍首相とプーチン大統領は、2019年6月29日に大阪にて会談し、18年11月にシンガポールにおいて共に表明した、1956年共同宣言を基礎として平和条約交渉を加速させるとの決意の下で、精力的に交渉が行われていることを歓迎し、引き続き交渉を進めていくことで一致した。
両首脳は、16年12月に長門(山口県長門市での会談)で表明した平和条約問題を解決する自らの真摯な決意を確認し、四島における共同経済活動の実施に向けた進展を歓迎した。

 昨年11月、シンガポールで合意した1956年共同宣言を基礎として、平和条約交渉を加速させるとの決意の下に、引き続き交渉を進めていくことで一致したとなっている。1956年宣言よりは下がらない大きな担保が確認されている。
 日本には日本の立場があり、ロシアにはロシアの世論等、領土に対しての見方がある。リスクを負うのはロシア側が大きいのである。
 安倍総理の言うお互い「win-winの関係」を築くしかない。世界一の応用技術を誇る日本が、八つの共同経済協力でも細かい仕事はしているが、ロシア国民が納得するような大型プロジェクトには協力していない。
領土問題を解決し、平和条約を先ず結ぶことによって次の展開がある。ここは安倍総理とプーチン大統領とでしか解決できないのである。
 戦後73年、一島も解決できなかった問題を、1年か2年で簡単にできる話ではない。
7月の参院選挙、「北方領土問題の解決」を強く訴えて参りたい。そして「政治に喝」「官僚に喝」「政治は弱い人の為にある。声なき声を聞く」と鈴木宗男の主張をして参りたい。
9時半から松緑神道大和山の送毛祈願祭に出席。教主様より大変有難いお言葉を賜り、勇気百倍である。
12時から石狩市で後援会拡大役員会。丘珠空港から函館に飛び、15時から函館市で道南地区後援会拡大役員会。心ある皆さんが、出席して下さり、「頑張れ。負けるな。最後の闘い、しっかり応援します」と激を戴いた。後援会の皆さん方のお心、人情に心から感謝した次第だ。
6月も今日でお終わり。明日からはいよいよ7月である。鈴木宗男の最後の闘いが始まる。