逃走していた男が5日目でやっと身柄が確保された。なんという不祥事、お粗末極まりない大失態である。
 横浜地検の中原亮一検事正が記者会見で頭を下げている。地研トップが謝罪するのは極めて異例と報道されているが、冤罪があった場合でも起訴したのは検察である。
 結果的に間違っていた、誤りだったと決まったならば、正直に詫びるのが人の道である。上から目線ではこれから通用しないであろう。
 今回の件で検察がどんな責任を取るのか、国民は注目していることだろう。
「検察は国家権力を背景に、恣意的、意図的に事件を作り上げることはやめてほしい」という声が多数寄せられた。
 昨日は沖縄「慰霊の日」だった。沖縄は先の大戦で唯一地上戦が行われ、軍人、軍属、民間人が20万人もが犠牲となった。
 そのうち約16万人が沖縄の人である。次に多いのは北海道出身の軍人だった。その数1万2千人と言われる。
 私は沖縄と向き合い、サトウキビの政府保証価格、予算獲得、基地の整理縮小、統合に汗をかき、県道104号線越え米海兵隊の本土移転についても私の地元別海町で受け入れ、学童疎開船対馬丸の沈没地点発見も遺族会の皆さんからの強い要望により厚生省は全協力してくれなかったが、当時の防衛庁、科学技術庁の温かい協力により、平成9年12月、見事対馬丸を探し当てた。
 私が沖縄に少しでも貢献したいと思ったのは、尊い先人の姿からであったことをお判り戴きたい。
 令和になって初の慰霊式典だったが、多くの犠牲があっての今日(こんにち)の平和であることに改めて思いを馳せた次第だ。
 10時半、生まれ故郷足寄町大誉地に行きお墓参り。ご先祖と亡き両親、兄、姉に最後の闘いをする旨報告する。
 故郷の仲間がお墓を綺麗に清掃し、待っていてくれる。帰る場所が、帰れる故郷があることに、万感の思いで感謝するものである。
 12時半から北見市で網走管内後援会拡大役員会。「鈴木宗男と名前を書ける。鈴木宗男に今一度働く場を与えよう。一緒になって最後の闘いをしよう」と気勢を上げて戴いた。各地から役員が沢山参加して下さり、勇気百倍である。
 女満別空港から千歳に飛び、17時から苫小牧で胆振地区後援会役員会。ここも帯広十勝、網走の後援会と同じで「鈴木宗男と書けるんだ。待っていた」と張り切っており、私の方が勇気とエネルギーをもらった次第だ。
 比例全国区という大きな土俵だが、先ずは北海道をしっかりまとめて参りたい。
 読者の皆さんの応援を心からお願いしたい。

※故郷大誉地でお墓参り

※網走管内後援会拡大役員会

※胆振地区後援会役員会