昨日、航空自衛隊千歳基地で3月末で任務を終えた旧政府専用機(ボーイング747)の退役記念イベントが行われ、児童らが「B-747THANKS」と人文字を作っている。
 私も小渕総理時代官房副長官として7回、森総理の時1回搭乗しており、懐かしい想い出がある。
 何よりも運航管理をいつも整然と行ってくれた航空自衛隊の皆様に心から感謝申し上げたい。
 昨日は、北見市で31℃を記録し、今日は帯広市でも35℃、札幌も31℃である。5月なのに一気に真夏日である。
 陽射しを戴きながら、夏近し、自然の移ろいに感謝するものである。
 10時から北海道アイヌ協会総会に出席。令和になり、また、アイヌ新法が制定施行されて初めての総会であり、皆さん張り切っておられた。
 私にも挨拶の機会があったので、アイヌ民族が日本の先住民族と認められる経緯、アイヌ新法への道のり、正しい歴史認識、事実関係を話させて戴いた。
 「喉元過ぎれば熱さ忘れる」ではいけない。この点、しっかり考えていただきたいものだ。
 令和になって初めての国技大相撲5月場所は、平幕の朝乃山関が初優勝した。
 三役経験のない平幕力士の優勝は、1961年夏場所の佐田の山以来58年振りというから、まさに歴史を刻む出来事である。
 ところで平成最初の優勝力士は31年前の初場所、横綱北勝海 現日本相撲協会八角理事長である。当時九重部屋所属で、朝乃山関が所属する高砂一門であった。
 平成、令和と最初の優勝力士が同じ一門というのも奇(く)しき縁である。
 朝乃山関は近大出身の学士力士で将来が期待されてきたが、高校時代の恩師が40歳の若さで癌で亡くなる時、朝乃山関に「俺の誇りだ。上を目指せ」と遺書をしたためたと聞いている。
 天国から恩師が「よく頑張った、これからだ。」と言っていることだろう。
 21日、高砂親方と会食したが、親方のほころぶような笑顔が目に浮かぶ。
 札幌から帰京し、国技館に足を運んだ。
 平成初の優勝力士八角理事長から令和最初の優勝力士へ賜杯授与を見ながら、大相撲の新しい歴史、一ページに触れた思いであった。
 終了後、そのまま病院に向かい、明日は手術である。
 お医者さんに全幅の信頼を寄せているので、精神状態は良好である。
 良い結果をお知らせしたい。

※北海道アイヌ協会総会