注目された2回目の米朝首脳会談は、非核化について合意できず終了した。
 昨年6月以来の首脳会談だったが、お互いの立場の隔(へだ)たりは簡単ではない。
合意文書の署名は見送れ、予定を2時間も早めて大統領専用機に乗り込むトランプ大統領の姿が印象的だった。
 トランプ大統領は記者会見で「これは交渉の決裂ではない」と述べ、北朝鮮金正恩労働委員長に「素晴らしい強い指導力を持っている」とも評価している。トップリーダーのさまざまな思惑が言葉から伝わってくる。
 首脳会談が行われるということは、何かしらの期待感が出てくるが、それなりの事前の調整をしたにもかかわらず合意できなかったことに、外交の難しさがある。
 今回の米朝首脳会談を見ながら、それに比べ日露首脳会談は着実に前進していると思った次第だ。
 10時から我が母校 北海道立足寄高等学校の第62回卒業式に今年も出席する。
 式の中で挨拶の機会をいつも戴いているが、今年は平成最後の卒業式であり、卒業生は勿論だが、私にとっても大きな感慨(かんがい)である。
 53年前の卒業式を想い出しながら、卒業生に「人生、自分の思い通り、計算通りにいかない。私は天国と地獄を経験した。生きていれば良いことがある。いや逆転もある。何があっても諦めてはいけない」と激励した。
 卒業生の前途に栄光あれと心から願ったものである。
 17時半から帯広で鈴木直道北海道知事候補の十勝決起大会に出席し、お願いの挨拶をする。
 鈴木直道候補も会うたびにたくましく、オーラが出てきた。なかなか良い流れである。

※我が母校 北海道立足寄高等学校の第62回卒業式

※鈴木直道北海道知事候補の十勝決起大会