米軍普天間飛行場の辺野古移設について昨日、沖縄で県民投票が行われたが、投票率は52.48%で、約半数の沖縄県民は参加しなかったことになる。
 「賛成」「反対」「どちらでもない」の3つの選択肢から1つ選ぶやり方だが、短絡的な3項目である。
 この3項目にさらに「世界一危険な普天間飛行場をなくすにはどうしたら良いか」を県民に問うべきでないか。
 辺野古に新基地を「作った方が良いか」「作らない方が良いか」と聞かれたら、私も「作らない方が良い」と答える。
 しかし、普天間飛行場をなくすにはどのような方策があるかを問うのが責任ある政治でないか。
 辺野古建設「反対」が沖縄の民意と言うなら、平成9年「世界一危険な普天間移設除去」も沖縄の民意ではなかったか。
 当時の橋本龍太郎総理大臣が「清水の舞台から飛び降りる」思いで取り組み、アメリカの理解を得たものである。あれから20年以上経っても解決できていない。
ただ反対、反対と言うより、打開策、知恵を出すのも沖縄県知事の役割ではないか。
一時的に今使っていない飛行場を活用するとか、何か考えることが知事の役割ではないか。
「物事を進めるには過去にこだわるのではなく、未来志向で進めることが今求められている」と私は考えるが、それが現実的責任ある政治ではないのか。
 玉城デニー知事の新しい発想を期待したい。