2011年10月、大津市の中学2年の男子生徒が自殺した件で、大津地方裁判所は、いじめが原因として元同級生2人に計3750万円の支払いを命じた判決を出した。裁判長は自殺することは「予見できた」と認定している。
将来ある前途有為な生徒が、自ら死を選んだことは想像を絶する「苦痛・恐れ・慄(おのの)き」、色々なことがあったのだろう。
自殺は本人にしかわからない部分があるが、そこまで追い込まれていたなら、親・家族・学校の先生が、態度や日常生活に変わったことがあったのではと思うが、誰も感じなかったのだろうか。
 この判決をニュースで知りながら、人間不信が脳裏を掠めた。自殺したご本人がそう思ったのではないか。
 「困った顔・寂しそうな顔・おどおどした姿」、誰かが何か気づかなかったのだろうか。あおり運転と一緒で、いじめも断じてあってはならない。
 私も子供の頃を振り返ると、弱い者いじめは先輩にも後輩にもあったと思えることがある。しかし、これ以上やったら駄目だ、これ以上は止めようという自制心があったように思う。
 今の時代、一線を越えてしまう。これ以上やったら危ない、いけないという心がなくなっている。どうしてなのかと種々(いろいろ)考える。
 自分中心の利己的な身勝手な独善主義の狭い個人になり下がっているのではないか。
 国民から選ばれた国会議員は「児童虐待」と「いじめ」防止のため、立ち上がってほしいと心から願うものである。
 午後の便で千歳経由で中標津に飛び、18時半から根室市で市議会「大地会派」三根室市議会議員の合同新年交礼会に出席する。熱気一杯の会だった。
根室は1月6日以来だが、随分と暖かくなった。
昨日から今日にかけて日本列島を横断したことになるが、全国歩いているとさまざまな文化・伝統、それぞれの地域の特性が感じられ、教えられることが沢山ある。

※根室市で市議会「大地会派」三根室市議会議員の合同新年交礼会