連日、千葉県野田市で起きた栗原心(み)愛(あ)さんの虐待死について触れているが、父親とは思えない行為に怒りがこみ上げてくるが、母親もこの鬼のような父親に同調し、食事を与えなかったり、父親が居ない時は心(み)愛(あ)さんの行動をアプリLINEで教えていたとのことである。自分の子供をモノ扱いするこの両親の心理が判らない。
 母親も虐待されていたというから、自分を守るために頭がマヒしていたのか。それにしても不幸な出来事である。学校・児童相談所は何をしていたのかと厳しく指摘したい。
 今日は北方領土の日である。東京の全国大会は秘書に代理出席させ、私は根室市での根室管内住民大会に鈴木貴子代議士の代理で出席し、挨拶する。
 「昨年11月14日シンガポールでの日露首脳会談で『1956年宣言を基礎に平和条約締結交渉を加速する』との合意がなされ、さらに1月22日モスクワでの首脳会談では、シンガポールでの『合意』を『約束した』と、もう後退できない表現で両首脳が表明し平和条約締結に向け大きく動き始めている。北方領土はロシアが実効支配しており、ロシアは戦後の国際的諸手続きで正当に手にした領土であると言っているが、戦後の国際社会の枠組みは戦勝国の論理で出来上がり、今もその形である。ロシア国民は返す必要はないという世論である。二島返還となった場合、プーチン大統領の方がリスクが高く、1956年宣言で交渉に入ったプーチン大統領の勇気と決断を日本国民はもっと考えるべきだ。ロシアは今のままで何も問題ない。今のままの『ゼロ』でいいのか。歯舞群島・色丹島の返還と国後・択捉については自由に行ける、経済特区、日本人に対しての特例等、プラスαしか方向はない。領土問題を解決して国境線を画定して平和条約である。ここ根室から『安倍総理頼んだ。任せたぞ。頑張れ』の応援エールを是非ともお願いしたい」と述べさせて戴いた。
 根室市は石垣新市長になり、現実的解決論に大きく舵を切り、元島民の皆さんの思いは「自由に島に行きたい。返してもらえるなら一島でも二島でも早く返してほしい。海を使わせてほしい」が最大公約数である。
 外交には相手がある。56年宣言での交渉をしている時、「固有の領土、不法占拠」など余計な発言はいらない。入り口論ではなく、出口論を見据えて交渉するのが責任ある外交だ。
 安倍総理の対露外交方針しか平和条約締結の道はない。安倍総理に1000%の信頼をもって後押しして参りたい。

※「北方領土の日」根室管内住民大会

2019「北方領土の日」根室管内住民大会のシュプレヒコールも現実的なものになりました。

1、 一日も早く、北方領土問題を解決しよう!(解決しよう!)
2、 北方領土問題を解決し、日ロ平和条約を締結しよう!(締結しよう!)
3、 日ロ平和条約の締結を実現しよう!(実現しよう!)
4、 平和条約を締結し、日ロの新時代を築こう!(築こう!)
5、 北方領土問題解決の機運を盛り上げよう!(盛り上げよう!)

北方領土返還運動原点の地、根室では安倍総理の決意と覚悟を理解し、いち早く現実的表現です。